ドル安の為替継続による価格競争力低下で輸出が減少してきているが、輸入は反比例のカーブを描いて上昇を続けており、過去5年間続いた経常収支黒字は、今年は230億ドルの赤字に転落すると見込まれている。
過去12ヶ月間の経常収支赤字は170億ドルに達しているが、ブラジルの外貨準備高は2,000億ドルに達して、公共負債総額をカバーできるレベルに達しており、多少の経常収支赤字は危惧する必要がないと多くの経済学者の意見となっている。
また格付け会社2社がブラジルを投資適格級にグレードアップ、海外からの直接投資や外貨準備金が大幅に増加してきているが、レアル高の為替による輸入増加で経常収支の赤字は政策誘導金利(Selic)の上昇圧力になっている。
中国の貯蓄率はGDP比40%、公共投資比率は30%にそれぞれ達しているが、ブラジルの公共投資は2003年の19.4%から殆ど上昇しておらず、投資比率は15.3%から18%に上昇しているが、世界水準ではまだまだ低い。(2008年6月23日付けガゼッタ・メルカンチル紙)