世界金融危機の影響で国内景気が沈滞化してきており、国庫庁の税収の減少と昨年に予算取りした公共投資支出の増加などで、連邦政府目標の財政プライマリー収支のGDP比3.8%の黒字達成が難しくなってきている。
昨日、ルーラ大統領、マンテガ蔵相並びにベルナルド企画相は会合を持ち、財政プライマリー収支削減や280億レアルの支出となる公務員給与の調整の先延ばしや2012年までの昇給プログラムの見直しついて話合った。
またGDP比0.50%に相当する投資パイロットプロジェクト(PPI)を実施すれば、プライマリー収支黒字はGDP比3.3%まで低下して2000年のレベルに落込む。
連邦政府は経済成長加速プログラム(PAC)のインフラへの大型投資を約束しているが、新興国が軒並みリセッションに陥っている現状では今年初めに発表された公共投資372億レアル削減拡大の見直しが必要となる。
ルーラ大統領の経済顧問であるデルフィン・ネット元蔵相は公的負債を昨年並みに抑えるためには政策誘導金利(Selic)の引下げや公務員給与調整の先送りを行い、経済成長率促進のためにはPACプロジェクトの実施をしなければならないとアドバイスしている。
昨年の公的負債は前年のGDP比42%から35.8%と大幅に減少し、中銀の今年の目標公的負債はGDP比35.0%であるが、目標達成は日を追うごとに難しくなってきている。(2009年3月5日付けヴァロール紙)