世界金融危機の影響で自動車産業が壊滅的な打撃を受けた昨年12月のサンパウロ州の鉱工業部門の生産は前月比14.9%落込んで過去9年間で最大の落ち込みを記録、前年同月比でも14.5%と大幅に落込んだ。
昨年12月のブラジル地理統計院(IBGE)の全国14地域の鉱工業生産調査では、13地域で生産減に転じてリセッション入りが濃厚になってきている。
サンパウロ州の鉱工業界の生産の落ち込みでは自動車産業が44.2%、セルラーを中心に電子部品・通信が60.5%、機械・装置部門が27.7%とそれぞれ大幅な落ち込みを記録している。
昨年1月から9月までのサンパウロ州の鉱工業部門は8.7%と順調に伸びていたが、最終四半期には8.0%のマイナスに転じたために、通年では5.3%の伸びに留まった。
最終四半期に大幅な落ち込みを記録したのは自動車産業並びに鉄鉱石などの輸出用コモデティ商品の比率が高いミナス州は27.1%、エスピリット・サント州も29.6%と大幅に落込んだ。
昨年12月の鉱工業生産が前年同月を上回ったのは世界金融危機で大きな影響を受けたクレジット部門より、実質賃金に左右される食品工業が盛んなゴイアス州は1.1%の増加を記録している。(2009年2月6日付けエスタード紙)