昨年の海外からの直接投資は前年比32.3%の大幅増加の450億ドルに達して1947年の統計開始以来では記録を更新、また昨年12月だけで企業買収や資本参加などの資金81億ドルの直接投資が流入している。
中銀では今年の直接投資金額は世界金融危機のシナリオでも300億ドルと見込んでいるが、今月26日まではすでに21億ドルが流入している。
昨年の経常収支は283億ドルの赤字を計上して過去10年間で最悪を記録、今月26日までにはすでに32億ドルの赤字を計上、今年は250億ドルの赤字計上が予想されている。
2007年の貿易収支黒字は400億ドルに達していたが、昨年の貿易黒字は247億ドルと前年から152億ドルも大幅に減少、サービス収支赤字は2007年の425億ドルの赤字から昨年は572億ドルの赤字に膨らんでいる。
また昨年の海外への利益送金は世界金融危機前までは好調な国内経済とドル安の為替で338億ドルを計上したが、今年は国内経済の冷え込みやドル高の為替で、海外への利益送金は200億ドルに落込むと予想されている。
また今月26日までの確定金利付ファンドから14億5,000万レアル、サンパウロ証券取引所から7億レアルの資金引き上げがあり、すでに21億レアルが金融市場から引き揚げている。
昨年の金利支払いコストは572億ドルに達していたが、今年は415億ドルに減少すると見込まれており、また昨年最終四半期の国際クレジット市場の流動性縮小で対外負債は世界金融危機前には2,113億ドルに達していたが、昨年末には2,002億ドルまで縮小している。
短期国際資金の借入金は昨年9月の475億ドルから375億ドルまで減少して昨年の対外債務は2004年のレベルまで低下したが、前年の1,932億ドルを上回った。
昨年の海外旅行による支出は109億ドルで1947年の統計開始からでは記録を更新、海外旅行客による国内での支出は57億ドルと少なく、前年の収支赤字51億ドルを上回る52億ドルの赤字を計上している。(2009年1月27日付けガゼッタ・メルカンチル紙)