今月26日連邦政府の権限を抑制できる憲法修正案(PEC)は、下院議会で電撃的に採決が行われ圧倒的多数で承認されたために、連立与党議員の造反もあり与党の敗北となっていた。
昨日パウロ・ゲーデス経済相は、新社会保障改革に関する上院の公聴会に出席したが、「ボルソナロ大統領や国会議員が新社会保障改革を支持しないのであれば、私はいつでも経済相を辞任する覚悟であるが、しかし無責任には放棄しない」と強調した。
上院議会の経済問題担当委員会(CAE)で5時間に亘って議論したゲーデス経済相は、最大の敵はボルソナロ大統領御膝元の下院議会で54議席を占める社会自由党(PSL)議員であり、背中を撃つような発言には我慢ならないと不満を爆発させている。
昨日のゲーデス経済相の発言で、サンパウロ平均株価(Ibovespa)は3.57%下落、ドルの為替は2.24%高騰してR$3.9543に達し、2018年10月1日以来のドル高の為替を記録している。(2019年3月28日付けエスタード紙)