財務省のプリズム財政レポート(Prisma Fiscal )を基にした財務省エコノミストの予想によると、今年の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支赤字は、先月予想の996億レアルから981億7,500万レアルと上方修正している。
しかし今年の中央政府の財政プライマリー収支赤字は、2019年度の連邦基本予算(LDO)で最大1,390億レアルまでの赤字が許容されているために、余裕をもって達成できると予想されている。
今年の国庫庁の歳入総額予想は、前月予想の1兆3,230億レアルから1兆3,220億レアルと僅か10億レアル下方修正、一方歳出総額は、前月予想の1兆4,240億レアルから1兆4,190億レアルに下方修正されている。
また今年の対内公的債務残高は前月予想のGDP比78%と同率で据置、2020年の対内公的債務残高は、前月予想のGDP比79.3%から79.24%と若干下方修正されている。
2020年の中央政府の財政プライマリー収支赤字は、前月予想の655億レアルから684億レアルと大幅に上方修正されている。(2019年3月15日付けヴァロール紙)