国庫庁の2018年8月のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、緩やかな景気回復に伴う製造業部門の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)の増加が牽引して、前年同月比1.08%増加の1,097億レアルを記録している。
今年初め8か月間の国庫庁の歳入総額は、前年同期比6.94%増加の9,536億レアル、国庫庁では今年の歳入総額を前年比3.0%~3.45%増加を見込んでいる。
8月の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入は、前年同月比10.53%と二桁増加して、昨年同月を13億9,500万レアル上回っている。
連邦政府では、今年の財政プライマリー収支赤字を上限許容値以内に収めるために、滞納税回収計画(Refis)の度重なる変更を余儀なくされている。また全国の多くの各州政府や市役所の地方政府の収税局では、財政赤字を軽減するために滞納税回収計画(Refis)の罰金や利子の割引を余儀なくされている。ブラジルの14州政府や16州都では、滞納税回収計画(Refis)で100%の罰金や利子の割引を実施している。(2018年9月22日付けエスタード紙)