中銀の発表によると、2018年7月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支赤字は、75億4,700万レアルに留まり、7月としては2014年以降では最低赤字を記録している。
今年6月の中央政府の財政プライマリー収支赤字164億4,200万レアルから7月は、75億4,700万レアルの赤字と1/2以下に縮小、また前年同月の赤字201億5,500万レアルの1/3に縮小している。
ブロードキャスト・プロジェクションによる24金融機関対象による7月の中央政府の財政プライマリー収支調査では、最低は251億レアルの赤字~最高は15億レアルの黒字予想、平均は86億5,000万レアルの赤字であった。
今年初め7か月間の中央政府の財政プライマリー収支は、388億7,500万レアルの赤字を計上したにも関わらず、2015年以降では最小赤字に改善、昨年初め7か月間の赤字は、766億3,300万レアルで今年同期の約2倍であった。
7月の過去12カ月間の中央政府の財政プライマリー収支は、GDP比1.2%に相当する885億レアルの赤字を計上しているものの、今年の中央政府の財政プライマリー収支赤字の許容範囲は1,590億レアルとなっている。
今年7月のブラジル銀行を含む国庫庁のプライマリー収支は70億レアルの黒字を計上、今年初め7か月間では、664億9,400万レアルの黒字を計上している。
7月の中銀のプライマリー収支は1億4,000万レアルの赤字計上、今年初め7か月間では、4億8,200万レアルの赤字を計上している。前記同様に社会保障院(INSS)は、145億4,700万レアルの赤字、1,053億6,900万レアルの赤字を計上している。
今年7月の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は前年同月比11.4%増加、今年初め7か月間では前年同期比7.4%増加している。前記同様に歳出は0.2%減少、1.9%増加している。(2018年8月30日付けUOLサイトより抜粋)