昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2018年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.15%から4.17%と僅かに上方修正、4週間前の予想は4.11%であった。
今年末の政策誘導金利(Selic)は13週間連続据置の6.5%、先週ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した8月の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)は、食料品や飲料類価格の値下げが牽引して僅か0.13%増加に留まり、2010年の同月以降では最低を記録したものの、金融機関が予想していた1.0%をわずかに上回っていた。最終フォーカスレポートでは、8月の広範囲消費者物価指数(IPCA)をゼロと予想している。
また先週はレアル通貨に対するドルの為替がR$4.10 を突破したが、フォーカスレポートでは、今年末のドル為替を前回予想のR$3.70からR$3.75とレアル安の為替に変更している。
最終フォーカスレポートでは、今年のGDP伸び率を前回予想の1.49%から1.47%と僅かに下方修正、2019年のGDP伸び率は、前回予想の2.50%に据置いている。(2018年8月28日付けヴァロール紙)