就労・失業者管理センター(Caged)の統計によると、2018年7月の労働手帳に記載される正規雇用者は4万7,300人に達して、7月としては過去6年間で最高の正規雇用を達成した。
5月下旬から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモで、物流ロディステック部門が壊滅的な影響を受けて、今年6月は製造業部門や小売部門の雇用が影響を受けていたが、7月の正規雇用は4月以降では初めて回復基調となっている。
今年初め7か月間の正規雇用総数は44万8,200人に達しており、コンサルタント会社4E社では8月の正規雇用は8万5,000人、9月は10万人を超えると予想している。
7月の部門別正規雇用では農畜産部門が1万7,455人で最高を記録、サービス部門は1万4,548人、建設業部門は1万63人、製造業部門は4993人、公共サービス部門は1,335人、鉱業部門は702人それぞれ増加した一方で、商業部門は249人減少、公務員も1,528人減少している。
農畜産部門が1万7455人増加した要因として、サンパウロ州並びにミナス州、マット・グロッソ州、ゴイアス州での大豆並びにオレンジ収穫期による臨時雇用の増加が牽引している。
サービス部門では不動産部門サービスが牽引、建設業部門では電力エネルギー並びに通信関連インフラ整備部門が牽引、商業部門は今年7か月間のうち6カ月間で正規雇用が減少している。(2018年8月23日付けエスタード紙)