就労・失業者管理センター(Caged)の統計を基にした零細企業支援サービス機関(Sebrae)の調査によると、今年初め5か月間の労働手帳に記載される正規雇用総数は36万7,000人を記録している。
今年初め5か月間の正規雇用総数36万7,000人のうち零細・小企業による雇用は、87%に相当する32万8,000人を記録、経済リセッションからの回復が大幅に遅れている。
2017年の零細・小企業による正規雇用総数は34万2,000人、今年5月の正規雇用総数は前月比2万4,383人増加、大中規模企業による正規雇用は9,079人に留まっている。
今年5月の正規雇用のうち農畜産部門の雇用は、酪農、コーヒーやオレンジ収穫が牽引して2万3,376人、サービス業部門は1万907人、建設業部門は7,064人を記録している。
しかし今年5月の正規雇用のうち製造業部門は、5月下旬から11日間継続した全国規模のトラック運転手の国道封鎖抗議デモの影響や経済回復の遅れでマイナス7,858人、商業部門はマイナス1万541人を記録している。
就労・失業者管理センター(Caged)の発表によると、今年5月の正規雇用総数は、3万3,659人で今年の月間雇用総数では最低を記録、南東部地域の正規雇用が牽引した一方で、北東部地域では解雇総数が雇用総数を上回っている。(2018年6月25日付けヴァロール紙)