ブラジル国内の慢性病リスク要因・予防対象の電話調査(Vigital)によると、州都の人口の54%は過体重、また18.9%は肥満に分類されると調査結果が出ている。
また世界保健機関(WHO)の調査では、ブラジル人は必要な量の1.5倍の糖分を摂取しているという結果が判明しており、厚生省では、加工食品の糖分過剰摂取に対する正式な警告ラベルを今年7月までに決定する。
ブラジルの2017年の州都の人口の54%は過体重に分類され、前年比では36.0%と大幅増加、また州都の人口の18.9%は肥満に分類され、前年比では42%と大幅に増加している。
13歳~17歳の学生の7.8%は肥満、そのうち女子は8.3%が肥満、男子は7.3%が肥満。5歳~9歳の子供では16.6%が肥満、34.8%が過体重に分類され、すでに幼少時からの肥満や過体重傾向が顕著になってきている。
また2歳までの幼児の32.3%がソフトドリンクや人口甘味料入りのジュースを日常的に摂取、60.8%の幼児も日常的にビスケットやクッキーを摂取していることが判明している。
ブラジルでは加工食品に対する糖質制限プランとして食品業界とともに取り組んでいるが、2008年~2016年に加工食品に対する1万7,000トンのナトリウム削減を実施している。(2018年5月23日付けヴァロール紙)