ブラジル地理統計院(IBGE)の統計を基にしたブラデスコ銀行の所得調査によると、2017年のブラジルの所得ピラミッド上位を占めるAクラス並びにBクラスの90万人がCクラス以下の移動を余儀なくされた。
ブラデスコ銀行の調査では、家庭所得が1万1,001レアル以上のAクラスは、2016年の1,080万人から2017年にはブラジルの人口の4.6%に相当する1,030万人と50万人減少している。
一方一人当たりの収入を調査基準にしているコンサルタント会社LCA社では、2017年の一人当たりの所得が3,566レアル以上のAクラス並びに1,009レアル~3,566レアルまでの所得のBクラス併せた44万1,000人がCクラスへの移動を余儀なくされている。
前記同様にブラデスコ銀行の調査では、家庭所得が7,278レアル~1万1,001レアルまでのBクラスは1,140万人から1,100万人と3.5%減少、家庭所得が1,819レアル~7,278レアルまでのCクラスは1,092万人から3.6%増加の1,131万人、家庭所得が1,100レアル~1,819レアルまでのDクラスは3,390万人から2.4%増加の3,470万人、家庭所得が1,100レアル以下のEクラスは4,030万人から4.2%減少の3,860万人となっている。
一人当たりの収入を調査基準にしているコンサルタント会社LCA社の調査では、一人当たりの所得が1,009レアル~3,566レアルまでのBクラスは6,400万人から0.2%減少の6,390万人、369レアル~1,008レアルまでのCクラスは8,170万人から1.3%増加の8,280万人、179レアル~368レアルまでのDクラスは2,880万人から1.7%減少の2,830万人、一人当たりの所得が178レアルまでのEクラスは1,770万人から7.9%増加の1,910万人となっている。(2018年5月10日付けヴァロール紙)