メルコスールと韓国政府は、2017年すでに経済連携協定(EPA)について事前協議を終了、今年上半期に実質交渉開始が予定されているが、ブラジルの貿易協議所(Camex)では、すでに経済連携協定(EPA)締結でゴーサインを出している。
連邦政府イタマラチー宮(外務省)のアロイジオ・ヌネス外務大臣は、ミッシェル・テーメル大統領が2回に亘ってキャンセルを余儀なくされたアジア7カ国を今月18日間にわたって訪問する。
初めに連邦政府と2国間の二重課税回避で合意したシンガポールを訪問するが、シンガポールはブラジルに14億ドルを投資しており、特にChangi Airport は民営化されたガレオン空港の20%の権益を擁している。
シンガポールに次いで新興国や途上国のインフラ整備のために設立された新開発銀行(AIIB)を擁する中国を訪問するが、アロイジオ・ヌネス外務大臣は、ブラジル国内で今年下半期のBRICS銀行支店の設立について会合を持つ。
また韓国への訪問では、メルコスールとの経済連携協定(EPA)若しくは特恵関税制度の採用などについて会合が予定されており、アジア諸国との貿易拡大を積極的に進める。(2018年5月9日付けヴァロール紙)