ブラジル全国工業連盟(CNI)の月間鉱工業生産調査によると、2018年3月の製造業部門の設備稼働率は、国内需要の上昇に伴って前月の58ポイントから60ポイントに上昇、生産性も前月の55.2ポイントから62.5ポイントに上昇している。
しかし製造業部門の在庫は、前月の49.7ポイントから50.6ポイントに上昇している。今年第1四半期の製造業部門のビジネス障害トップは、加重税が42.6ポイントでトップを占めている。
また今年第1四半期の製造業部門のビジネス障害クレームでは、加重税に次いで国内需要の低迷が34.5ポイントで2位、3位には原材料費の高騰が23.1ポイントを記録している。
今年3月の製造業部門の企業経営者の今後6カ月間の投資に対する景況感指数は、53.3ポイントから4月には52.9ポイントに減少して憂慮されている。(2018年4月24日付けヴァロール紙)