就労・失業者管理センター（Caged）の統計によると、２０１８年３月の労働手帳に記載される正規雇用者は５万６,１５１人増加、３月の正規雇用は１３４万人に対して、解雇は１２８万４,０００人を記録していた。
今年３月の正規雇用者５万６,１５１人は、３月としては２０１３年以降で最高を記録、また２月の正規雇用者６万５,０５８人、１月の８万２,８５５人と３か月間連続で増加したものの減少傾向となっている。
過去４年近く続いた経済リセッションからの景気回復は、予想を下回る緩やかな回復傾向を示しているとLCA Consultores社エコノミストのファビオ・ロマン氏は説明している。
今年１月には、エンリケ・メイレーレス財務相は、２０１８年の正規雇用は２５０万人に達すると非常に楽観的な予想をしていたが、今年の正規雇用は８０万人～１００万人に留まるとファビオ・ロマン氏は予想している。
今年３月の部門別正規雇用では、サービス業部門の正規雇用総数は５万７,３８４人、製造業部門は１万４５０人、建設業部門は７,７２８人、公務員は３,６６０人、鉱業部門は３６０人それぞれ増加した一方で、農畜産部門は１万７,８７２人、商業部門は５,８７８人それぞれ減少している。
今年３月の正規雇用の平均賃金は、前月比１．０７%増加の１,４９６．５８レアル、鉱業部門の平均サラリーは２,１２０．７１レアル、公務員２,０２９．５２レアル、最も低い平均サラリーは、農畜産部門の１,２６４．２３レアルであった。（２０１８年４月２１日付けエスタード紙）
