米国格付け会社ムーディーズ社は、10月の大統領選挙後に決定する次期政権が財政改革法案を通過させることへの期待並びに、構造改革による予想を上回るGDP伸び率が財政再建を支援する可能性を指摘して、ブラジルの格付け見通しを「安定的」に引き上げた。
ブラジル国債の格付けは、昨年5月に投資適格級の2段階下の「Ba2」に下げられ、今回も「Ba2」に据え置かれた一方で、格付け見通しは、「ネガティブ」から「安定的」に引き上げられた。
しかしムーディーズ社による格付け見通しの「安定的」への引上げは、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)並びにフィッチ社の今年初めのソブリン格下げに対して、反対の判断となっている。
今回のムーディーズ社による格付け見通しの「安定的」への引上げは、金融市場への影響は限定されていると元中銀のAlexandre Schwartman取締役はコメントしている。
ブラジル国債のムーディーズ社の格付け「Ba2」よりも格付けが低いのは、ボリビア「Ba3」、アルゼンチン「B2」、ヴェネズエラ「C」、一方ペルーの格付けは、投資適格級の「A3」にランク付けされている。(2018年4月10日付けエスタード紙)