昨日4日、連邦最高裁判所は、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ元大統領が所有する避暑地として有名なサンパウロ州グアルジャ市海岸通りの高層マンションの最上階3階マンションの無償供与に関する収賄罪などで、禁錮12年1か月の判決を下されていたルーラ・ダ元大統領に対する人身保護要請を却下した。
昨日の連邦最高裁判所では、11時間に及ぶ議論の末にルーラ元大統領が収賄罪による禁固刑を回避するため申し立てていた人身保護令状に対する請求を6票対5票で却下した。
このルーラ元大統領に対する人身保護令却下の判決決定で、今年10月に行われる大統領選挙で圧倒的な支持率で首位を独走していたにも関わらず、大統領選挙立候補の可能性が殆ど閉ざされてしまった。
今回の連邦最高裁判所の人身保護令却下の判決で、ルーラ元大統領に対する収監命令に対する最後の法的障壁が取り除かれたが、収監開始決定は、ルーラ元大統領を起訴したセルジオ・モロ判事の判断にかかっている。
人身保護令請求に反対票を投じたのは、Edson Fachin判事並びに Alexandre de Moraes判事、 Luis Roberto Barroso判事、 Rosa Weber判事、 Luiz Fux 判事、Carmen Lucia判事の6人、賛成票を投じたのは、 Gilmar Mendes判事並びに Dias Toffoli判事、 Ricardo Lewandowski判事、 Marco Aurelio Mello判事、 Celso de Mello判事の5人であった。(2018年4月5日付けエスタード紙)