ブラジル全国工業連盟(CNI)の月間鉱工業生産調査によると、インフレ指数を差引いた今年2月の鉱工業部門の実質売上は、前月比0.5%増加を記録した一方で、労働時間は0.5%減少、設備投資稼働率は横ばいの78.0%を記録している。
また前記同様に今年2月の鉱工業部門の雇用は前月比0.1%増加、1時間当たりの実質賃金は1.8%、サラリーは1.2%それぞれ増加、今年初め2カ月間の指数は、売上げの7.3%増加を除いて前年同期比では僅かな増加を記録している。
サンパウロ工業連盟(FIESP)の調査によると、今年2月の鉱工業部門生産は前月比0.8%増加、コンサルタント会社HIS Markit社の調査によると、今年2月の購買担当者指数(PMI)は53.2ポイント、3月は53.4ポイントと好調に推移している。(2018年4月3日付けヴァロール紙)