ゼツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre-FGV)では、今年第1四半期のGDP伸び率は前四半期比0.7%増加を予想、また今年1年間のGDP伸び率を2.8%と予想している。
四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、今年1月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比マイナス0.56%を記録して、過去4か月間連続増加から一転してマイナスに転じていた。
今年1月の経済活動指数(IBC-Br)が前月比マイナス0.56%に転じた要因として、昨年12月のIBC-Br指数が1.41%と大幅に増加、また製造業部門やサービス部門、広範囲小売部門がマイナスを記録していた。
Ibre-FGVでは、2月の鉱工業生産伸び率を0.7%増加、前記同様に自動車並びに建材を含む広範囲小売販売は0.9%増加、自動車並びに建材を含まない小売販売は0.8%増加とそれぞれ予想、中銀の2月の経済活動指数(IBC-Br)は1.2%増加が予想されている。
Ibre-FGVでは、今年第1四半期の一般家庭の消費は前四半期比0.6%増加、2018年の一般家庭の消費は前年比3.0%増加を予想、前記同様に公共支出は0.1%増加、0.2%増加を予想している。
前記同様に公共投資は1.3%増加、5.4%増加、輸出総額は2.7%増加、6.7%増加、輸入総額は1.9%増加、8.8%増加、農畜産部門のGDP伸び率は1.6%、マイナス0.2%、鉱工業部門は1.1%増加、3.8%増加、サービス業部門は0.5%増加、2.3%増加を予想している。(2018年3月23日付けヴァロール紙)