経済リセッションで低迷していたブラジル製造業界の2013年~2016年の累計生産はマイナス18.0%を記録していたが、2017年のハイテク部門は前年比2.8%、ミディアム・ハイテク部門は5.8%それぞれ増加して牽引している。
2017年のブラジルの製造業部門の生産伸び率は、ミディアム・ハイテク部門である自動車セクターの生産伸び率が17.8%増加して2.2%増加、2013年~2016年のマイナス18.0%から一転して増加に転じて、経済リセッションからの回復が明確になっている。
2017年のハイテク部門並びにミディアム・ハイテク部門生産は、全体の80%に相当する1.8%増加に相当して牽引していると産業開発研究所(Iedi)エコノミストのラファエル・カジリン氏は説明している。
2017年の製造業部門のハイテク部門の生産伸び率は前年比2.8%増加、昨年第4四半期の生産伸び率は前年同四半期比8.4%増加、前記同様にそのうち医薬品セクターはマイナス5.3%、3.6%増加を記録していた。
また前記同様にハイテク部門の情報機器・事務機器・通信機器セクターは13.2%増加、22.7%増加、ラジオ・テレビセクターは22.8%増加、18.0%増加、医療機器・精密機械セクターは13.2%増加、10.5%増加を記録している。
ミディアム・ハイテク部門の内訳では、電機関連機械・装置セクターマイナス3.5%、6.0%増加、自動車・重量輸送機器セクターは17.2%、23.7%、医薬品を除く化学製品セクターは0.7%、4.5%、機械関連機械・装置セクターは2.6%、3.4%それぞれ増加している。
ミディアム・ローテク部門の生産伸び率はマイナス0.9%、3.6%増加、内訳ではコム・プラスティックセクターは4.5%増加、8.9%増加、石油派生品・その他の燃料セクターはマイナス4.1%、マイナス0.1%、非鉄金属セクターはマイナス3.1%、1.1%増加、金属セクターは2.7%増加、8.3%増加を記録している。
前記同様にローテク部門の生産伸び率は2.0%、3.1%、リサイクルセクターは3.6%、1.2%、紙・パルプ・木材セクターは1.8%、6.2%、食品・飲料・たばこセクターは1.5%、2.5%、繊維・皮革・履物セクターは3.3%、2.25それぞれ増加している。(2018年3月6日付けヴァロール紙)