中銀の発表によると、2018年1月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府並びに地方政府(州・市)を合わせたブラジル政府の財政プライマリー収支は、469億4,000万レアルの黒字を計上、1月としては統計を取り始めた2001年以降では最高の黒字幅を記録している。
今年1月のブラジル政府の財政プライマリー収支が記録を更新する469億4,000万レアルの黒字計上にも関わらず、レアル通貨に対するドル為替並びに国債発行残高の増加で、対内公的名目債務残高はGDP比74.5%に達して記録更新している。
また今年1月の中央政府の財政プライマリー収支黒字310億7,000万レアルは、1月としては統計を取り始めた1997年以降では最高の黒字を計上している
今年1月の国庫庁の実質歳入総額が1,556億1,900万レアルに達した要因として、経済回復に伴う歳入増加並びに法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)を滞納する企業に対する利息と刑罰の軽減制度である滞納税回収計画(Refis)による臨時歳入、燃料に対する社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/COFINS)の増税が寄与していた。
今年1月のブラジル政府の財政プライマリー収支は、社会保障院(INSS)は継続して大幅な赤字を計上しているにも関わらず、景気回復による法人税などの税収増加やRefisなどの臨時歳入増加が寄与して、前年同月比28.0%と大幅に増加している。
今年1月の対内公的債務残高に対する利払いは283億レアルに達したにも関わらず、1月のブラジル政府の財政プライマリー収支が469億4,000万レアルを記録したため、利払い後の財政プライマリー収支は186億レアルの黒字を計上している。
今年1月の利払い後の財政プライマリー収支は、186億レアルの黒字を計上したにも関わらず、対内公的純債務残高は、GDP比0.2%増加の51.8%に相当する3兆4,000億レアルを記録している。
1月の対内公的純債務残高がGDP比51.8%に相当する3兆4,000億レアルに達した要因として、レアル通貨がドルの為替に対して4.4%増加と中銀統計課のフェルナンド・ロッシャ課長は指摘しており、また対内公的名目債務残高はGDP比74.5%に相当する4兆9,000億レアルを記録している。
社会経済開発銀行(BNDES)が国庫庁に供与金名目の負債を返済すれば一時的に公的債務残高は減少するものの、返済が終了すれば再度公的債務残高は、上昇に転じるとGoldman Sachs社エコノミストのアルベルト・ラモス氏は説明している。(2018年3月1日付けエスタード紙)