好調な世界経済やブラジル国内景気の回復に伴って、ブラジル企業の海外での直接投資が拡大傾向となっており、2018年1月の対外直接投資は、24億7600万ドルを記録して昨年1年間の月間平均対外直接投資額5億2200万ドルの約5倍に達している。また今年2月の22日までの対外直接投資額も15億ドルに達している。
世界金融危機発生の2008年前までのブラジル企業は、対外直接投資を果敢に行ってグローバル企業への成長に視野に入れて、AmBev社並びにGerdau社、JBS社などは有望な外資系企業買収を進めていた。
ブラジル企業は、対外直接投資としてコークス並びに石油派生品、バイオ燃料部門に9億9400万ドルを投資、また飲料部門には9億2700万ドル、通信情報サービス部門には2億4700万ドル、輸送部門では海外生産拠点に4億4900万ドルを投資している。
ブラジル企業の対外直接投資先として米国向け投資総額は10億7100万ドルでトップ、2位はオランダの9億9500万ドル、ブラジル企業の対外直接投資残高は3330億ドルに達している。
また今年1月の外資系企業による対内直接投資は、前年同月比85%増加の64億6600万ドルを記録、特に1月最終週には、20億ドルの対内直接投資額を記録している。
今年1月の外資系企業による対内直接投資の内訳では、通信情報サービス部門には5億8200万ドルが流入、輸送部門4億4900万ドル、石油・天然ガス部門には海外本社から投資向け13億ドルの送金が行われていた。
2018年1月の経常収支は、昨年の50億8500万ドルの赤字から43億1000万ドルの赤字に減少、また1月の経常収支赤字は、2009年1月の34億5000万ドルに次ぐ赤字幅に減少、中銀では今年1月の経常収支赤字を53億ドルと予想していた。
中銀では、今年2月の経常収支は、外資系企業による対内直接投資並びに利益・配当金流入が42億ドルと予想されているために、3億ドルの黒字を計上すると予想している。
また中銀の発表では、1月の株式や国債などの金融関連向け対内投資は118億5100万ドルと大幅な流入残高を記録した一方で、昨年12月は33億9200万ドルの流出残高を記録していた。
今年1月の海外投資家による国債などの確定金利付き金融投資総額は、77億4100万ドルの流入残高を記録した一方で、昨年12月は61億4600万ドルの流出残高を記録していた。
2018年の経常収支赤字は、ブラジル企業の海外での資本財やサービス部門向け対外直接投資増加の影響で184億ドルを記録して、昨年の97億6200万ドルの赤字から大幅増加を中銀では予想している。
2018年1月の経常収支赤字は43億1000万ドル、昨年1月は50億8500万ドルの赤字を計上、内訳として前記同様に今年1月の貿易収支黒字は23億9800万ドル、昨年1月は25億500万ドル、輸出は169億2900万ドル、148億6100万ドル、輸入は145億3100万ドル、123億5700万ドルであった。
前記同様にサービス収支部門の収支は27億6300万ドルの赤字、24億2400万ドルの赤字、そのうち海外旅行収支は12億2300万ドルの赤字、9億1800万ドルの赤字、輸送収支は5億2700万ドルの赤字、4億3600万ドルの赤字、設備機械・装置の賃貸料収支は12億3900万ドルの赤字、16億5900万ドルの赤字、所得収支は41億1900万ドルの赤字、53億4400万ドルの赤字、投資収支は36億7300万ドルの赤字、45億9500万ドルの赤字を記録している。(2018年2月27日付けヴァロール紙)