3月1日にブラジル地理統計院(IGBE)は正式な2017年度の国内総生産(GDP)伸び率を発表、中銀は、今月19日に国内総生産(GDP)の先行指標として昨年の経済活動指数(IBC-Br)を発表した。
2017年12月の経済活動指数(IBC-Br)は、鉱工業部門並びにサービス業部門が牽引して前月比1.41%増加、大半のエコノミストの予想である1.1%増加を大幅に上回り、また昨年9月から11月のIBC-Br指数も3カ月連続で増加していた。
2017年第4四半期のIBC-Br指数は前四半期比1.26%増加、また前年同四半期比では2.56%と大幅増加、2017年のIBC-Br指数は、1.04%増加を記録して2013年以降では最高の伸び率を記録している。
今月19日発表の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のGDP伸び率を前回予想の2.7%から2.8%に上方修正、また最も楽観的なFibra銀行は4.1%と大幅な伸び率を予想、Pine銀行のマルコ・カルゾ氏は、今年のGDP伸び率を3.0%~3.5%と予想している。
昨年12月の鉱工業部門生産は、前月比2.8%増加したものの今年1月は減速すると予想、昨年11月の小売販売は、ブラックフライデー商戦の影響で前月比2.5%と大幅増加した反動で、昨年12月の商業部門は、マイナス1.5%に後退した影響で、今年1月のIBC-Br指数は大幅に増加すると予想されている。
応用経済研究院(Ipea)の調査では、昨年12月の宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)の伸び率は、4.2%と大幅に増加したものの、昨年1年間ではマイナス2.0%を記録している。
今年1月の自動車生産は前月比マイナス2.4%、トラックの高速道路通行料は、マイナス0.3%を記録している一方で、自動車販売は1.2%増加、一般乗用車の高速道路通行料は0.1%増加、一般消費者の景況感は0.5%増加、段ボール箱販売は0.7%増加、小売活動指数は0.1%増加している。
イタウー銀行チーフエコノミストのマリオ・メスキタ氏は、経済活動回復に伴う失業率の低下、製造業部門生産回復、一般消費者向けクレジット部門拡大、クレジットの延滞率低下などの要因で、今年のGDP伸び率を3.0%と予想している。
コンサルタント会社LCA社でも、社会保障年金改革の先送りや不透明な大統領候補の選出などにも関わらず、今年のGDP伸び率は、前回予想の2.5%から2.8%に上方修正している。また昨年のGDP伸び率を前回予想の0.9%から1.0%に上方修正している。(2018年2月22日付けヴァロール紙)