昨年12月にメルコスール・EUのFTA交渉は、牛肉などの農業問題が足枷となって合意に至らなかったが、今年上半期の合意を目指して、双方は歩み寄りでぎりぎりの最終交渉を行っている。
メルコスールは、アイルランド並びにスイス、ノルウエー、リヒテンシュタインで構成される欧州自由貿易連合(EFTA)と実質交渉を行っているが、加盟国のスイスは、UEに後れを取らないように最優先での交渉を持ちかけている。
メルコスール・EUのFTA締結で、自国の機械工業分野で大きな打撃を受けると説明、欧州自由貿易連合(EFTA)は継続して7.0%~35%の輸入関税支払いで、関税率の低いEU諸国に価格競争力で後れを取るとスイス政府のJohann Schneider-Ammam経済担当大臣は憂慮している。
27カ国で構成されるEUとメルコスールのFTA締結を目前にして、カナダもすでに事前協議を終了、今年上半期の実質交渉開始を予定、また米国やその他の国もメルコスールとのFTA交渉を急いでいる。
またスイス並びにノルウエーは、メルコスール・EUのFTA締結で農畜産部門で壊滅的な打撃を受けると説明、特にスイスの農業従事者の平均年収は4万5,000ユーロであるが、メルコスール・EUのFTA締結で農業従事者の農業離れを余儀なくされると強調している。(2018年2月20日付けヴァロール紙)