1月26日の中銀の発表によると、2017年のブラジルの経常収支は、97億6,000万ドルの赤字を計上したものの、過去10年間では最低の赤字を計上、2007年のブラジルの経常収支は4億800万ドルの黒字を計上していた。
2017年のブラジルの経常収支が僅か97億6,000万ドルの赤字に留まった要因として、輸出総額は2,172億ドル、輸入総額は1,532億ドル、貿易収支が640億3,000万ドルの黒字を計上していた。
昨年のブラジルの経常収支のうち貿易収支が640億3,000万ドルの黒字を計上した一方で、サービス収支並びに所得収支は、737億9,000万ドルと大幅な赤字を記録していた。
昨年の海外投資家による製造業部門向け対内直接投資総額は703億3,000万ドルの黒字を計上、今年の対内直接投資総額は、ドル安の為替並びに景気回復に伴って800億ドルを超えると予想されている。
昨年のブラジル人の海外旅行による支出総額は190億ドル、一方海外旅行者によるブラジル国内の旅行支出は58億ドルに留まったために、旅行のサービス収支は、132億ドルの赤字を計上して2014年以降では最大の赤字を計上している。2018年1月27日付けエスタード紙)