2017年の国庫庁の歳入総額は、経済リセッションからの回復に伴う製造業部門の歳入増加や暫定令766号/2017の修正案による新滞納税回収計画(Refis)などの臨時歳入の影響で、2015年以降では最高を記録した。
2017年の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、前年比0.59%増加の1兆3,400億レアルを記録、そのうち新滞納税回収計画(Refis)による臨時歳入は260億レアルに達していいる。
また昨年の燃料に関する社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/COFINS)の歳入総額は56億レアルを記録、昨年12月の国庫庁の歳入総額は、前年同月比4.93%増加の1,378億4,000万レアルを記録して、2014年同月以降では最高記録を計上している。
今年の国内総生産(GDP)伸び率は3.0%前後と見込まれており、またコントロールされているインフレ指数や2016年10月の政策誘導金利14.25%から現在は半分以下の7.0%まで減少、またクレジット拡大などの要因で製造業部門を中心に国庫庁の歳入の大幅増加が見込まれている。(2018年1月27日付けエスタード紙)