四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、2017年11月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比0.49%増加して3カ月連続で増加に転じている。
昨年9月のIBC-Br指数は前月比0.29%増加、10月のIBC-Br指数は前月比0.37%増加、11月のIBC-Br指数は、前月比0.49%と3カ月連続で上昇傾向となってきている。
Valor Data社の16金融機関対象の昨年11月のIBC-Br指数調査では、前月比0.44%増加、昨年1月~11月の累積IBC-Br指数は1.06%増加、前年同月比では2.85%増加していた。
また昨年9月~11月11月の月間平均IBC-Br指数は0.38%増加、11月の過去12カ月間の累積IBC-Br指数は0.73%増加と堅調に増加しているとコンサルタント会社Pezco社エコノミストのエルシオ・タケダ氏は指摘している。
昨年1月の過去12カ月間の累積IBC-Br指数はマイナス3.99%、前記同様に4月はマイナス2.24%、6月はマイナス1.41%、9月はマイナス0.25%から11月は0.73%増加のプラスに転じている。
Goldman Sachs社のラテンアメリカ経済担当のアルベルト・ラモス取締役は、昨年11月の経済活動指数(IBC-Br)の前月比0.49%増加傾向から昨年最終四半期のGDP伸び率は1.24%増加を予想、また財務省では昨年のGDP伸び率を1.1%増加、中銀では1.0%増加を予想している。
昨年11月の経済活動指数(IBC-Br)の前月比0.49%増加のうち製造業部門は0.2%増加、ブラックフライデーが好調に推移した小売販売は0.7%増加、自動車並びに建材を含む広範囲小売販売は2.5%増加、サービス部門は1.0%増加している。
昨年11月の広範囲小売販売が2.5%と大幅増加した要因として、ブラックフライデーによる値引き販売以外にも銀行金利の低下、一般家庭の負債減少、低率で推移しているインフレ指数、一般消費者の景況感改善、実質賃金の上昇などが小売販売の追い風となっているとTendencias社エコノミストのチアゴ・シャヴィエール氏は指摘している。
昨年12月の自動車生産は前月比7.4%増加、トラックの通行量も2.5%増加、ダンボール箱販売も1.2%増加、またジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)による企業経営者対象の景況感調査によると、企業経営者の景況感を示す昨年12月の業況判断指数(ICI)は、前月比2.9ポイント上昇の98.3ポイントに達して、ブラジル国内の経済リセッション初めの2014年1月の記録を更新している。(2018年1月16日付けヴァロール紙)