昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の3.90%から3.93%に上方修正、前々回の3.86%から連続して引き上げられている。
また2017年のIPCA指数は、前回予想の3.78から2.79%に修正、2018年のIPCA指数は、前回予想の3.96%から3.95%下方修正されているが、フォーカスレポート作成の協力金融機関の中でも的中率が最も高いトップ5銀行の今年のIPCA指数予想は2.78%、2018年は3.72%と前回同様にそれぞれ据え置かれている。
2017年の国内総生産(GDP)伸び率は、前回予想の1.0%から1.01%と6週連続で上方修正されているが、2017年の正式なGDP伸び率は、3月1日にブラジル地理統計院(IBGE)から発表される。2018年のGDP伸び率は、2.69%から2.70%に上方修正されている。
中銀の最終フォーカスレポートでは、2018年末の中銀の政策誘導金利(Selic)は6.75%を予想している一方で、トップ5銀行のSelic金利は6.50%まで下げると予想している。(2018年1月9日付けヴァロール紙)