2017年の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は、1,567億3,600万レアルの赤字を計上するとPrisma Fiscal社では予想している。
Prisma Fiscal社の財政プライマリー収支赤字1,567億3,600万レアルは、11月末の中銀のフォーカスレポートの1,574億1,300万レアルを下回っている。また2018年の財政プライマリー収支赤字は、1,550億レアルで前回予想の1,564億6,00万レアルを下回っている。
今年の財政プライマリー収支赤字は、中銀のフォーカスレポートの予想を下回るが、2017年度の連邦政府の対内公的債務残高は、GDP比75.2%と前回予想の75.11%を上回っており、2016年の対内公的債務残高のGDP比69.9%を5.0%以上右上回っている。
また2018年の連邦政府の対内公的債務残高は、GDP比77.21%と前回予想のGDP比77.0%を上回っている。今年初め10カ月間の財政プライマリー収支赤字は1,032億4,300万レアルであったが、今年初め11カ月間では1,090億レアル、今年は1,590億レアルの赤字がそれぞれ予想されている。(2017年12月15日付けヴァロール紙)