ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2017年第3四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、前四半期比0.1%増加に留まったが、3四半期連続で増加して経済成長の回復サイクル入りが明確となっている。
またブラジル地理統計院(IBGE)では、今年の第1四半期のGDP伸び率を前回の1.0%から1.3%増加に上方修正、第2四半期のGDP伸び率を前回の0.2%から0.7%増加に上方修正している。
今年第3四半期の宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)の伸び率は、前四半期比1.6%増加を記録して15四半期連続のマイナスから一転して増加に転じている。
また今年第3四半期の一般家庭の消費は、失業率の改善や過去最低水準のインフレ指数、昨年10月から継続する政策誘導金利低下などの要因で前四半期比1.2%増加しており、今年のGDP伸び率は1.0%増加が予想されている。
今年初め9カ月間のGDP伸び率は0.6%増加しており、今年初めに中銀が発表した今年のGDP伸び率予想の0.5%をすでに上回っているとMB Associados社エコノミストのセルジオ・ヴァーレ氏は指摘している。
Broadcastプロジェクションの調査によると、今年のGDP伸び率は1.0%増加と9月の調査時の0.6%増加を大幅に上回っている。今年初め第1四半期のGDP伸び率は1.3%増加、第2四半期のGDP伸び率0.7%、第3四半期のGDP伸び率は0.1%増加と減少傾向となっている。
しかし第1第四半期のGDP伸び率が1.3%増加を記録した要因として、大豆やトウモロコシの豊作で今年の穀物生産は記録更新予想、また第2四半期のGDP伸び率0.7%増加は、勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出しが今年3月10日から開始、7月31日迄継続したことが寄与していた。
今年第3四半期の一般家庭の消費は、前四半期比1.2%増加して3四半期連続で増加しており、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の引き出し並びに65歳以上の男性と62歳以上の女性を対象に、159億レアル相当の社会統合基金/公務員財形計画(PIS/PASEP)の資金の引き出し条件緩和が消費を後押ししたとブラジル全国財・サービス・観光商業連合(CNC)のファービオ・ベンテス主任は説明している。
今年第3四半期の農畜産部門のGDP伸び率は前四半期比マイナス3.0%、前年同四半期比9.1%と大幅増加、前記同様に製造業部門は0.8%増加、0.4%増加、サービス業部門は0.6%増加、1.0%増加している。
また今年第3四半期の一般家庭の消費は前四半期比1.2%増加、前年同四半期比2.2%増加、前記同様に連邦政府の公共支出はマイナス0.2%、マイナス0.6%、国内総固定資本形成(FBCF)の伸び率は1.6%、マイナス0.5%、輸出は4.1%増加、7.6%増加、輸入は6.6%増加、5.7%増加している。
Austing Rating社の47か国対象の2017年第3四半期のGDP伸び率調査によると、ブラジルの第3四半期のGDP伸び率0.1%は45位と僅かにデンマーク並びにスイスを上回ったが、ギリシア並びにロシア、ウクライナを下回っている。
ブラジル並びにロシア、中国、インド、南アフリカで構成されるBRICs諸国の中で、ブラジルは最低のGDP伸び率を記録している。(2017年12月2日付けエスタード紙)