2017年10 月の中央政府並びに地方政府(州・市)を合わせた連邦政府の名目対内公的債務残高は、GDP比74.4%に相当する4兆8,370億レアルに達し、昨年12月末のGDP比69.9%に相当する4兆3,780億レアルから10.5%と二桁台の増加を記録している。
しかし今年はインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の低下並びに中銀による政策誘導金利 (Selic)の大幅な引き下げ、レアル通貨に対するドルの為替の変動で、連邦政府の名目対内公的債務残高に対する利払いのGDP比率が減少している。
今年初め10カ月間の連邦政府の対内公的債務残高に対する利払いは、GDP比6.27% に相当する3,383億7,800万レアルに留まって、前年同期のGDP比6.42%から減少している。
2016年初め10カ月間の中銀による積極的な為替スワップ介入による臨時歳入は、756億レアルを記録していたが、今年初め10カ月間の中銀による為替スワップ介入による臨時歳入は、76億レアルに留まっている。
2016年12月末の連邦政府の実質対内公的債務残高は、GDP比46.2%に相当する2兆8,920億レアルであったが、10カ月間後の今年10月の連邦政府の実質対内公的債務残高は、14%増加の3兆2,990億レアルに達してGDP比では50.7%に達している。
今年10月の過去12カ月間のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は僅かに2.7%に留まって、昨年10月の過去12カ月間のIPCA指数の6.3%から大幅に減少している。
また2016年10月のSelic金利は長期間に亘って14.25%を維持していたが、先月10月25日に開催された中銀の通貨政策委員会(Copom)では、8.25%の政策誘導金利 (Selic)を0.75%引き下げ7.50%に決定、2013年4月と同じSelic金利まで低下している。
2016年初め10カ月間のインフレ指数のによる利払いは1,018億8,100万レアルを記録していたものの、今年初め10カ月間の利払いは766億7,000万レアルで、インフレ低下に伴って前年同期比244億4,900万レアル減少している。
前記同様に2016年初め10カ月間のSelic金利による利払いは2,141億1,100万レアルを記録、今年初め10カ月間の利払いは1,903億5,100万レアルで、Selic金利低下に伴って前年同期比237億6,000万レアル減少している。(2017年11月30日付けヴァロール紙)