四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀では毎月IGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表している。 2017年第3四半期の経済活動指数(IBC-Br)は、前四半期比0.58%増加を記録している。
今年第3四半期のIBC-Br指数は、前四半期比0.58%増加して3四半期連続で増加して2013年以降では初めての記録、今年9月のIBC-Br指数は前月比0.40%増加したが、8月のIBC-Br指数は前月比マイナス0.37%を記録していた。
9月の製造業部門並びに商業部門は、失業率の低下や一般消費者の負債減少、金利の引下などの要因で好調に推移したが、サービス業部門は、いまだに低調に推移しているとQuantitas Asset社エコノミストのジョアン・フェルナンデス氏は説明している。
ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では、9月の製造業部門生産は0.2%増加、商業部門は0.5%増加、前記同様に今年初め9カ月間では1.6%増加、1.3%増加した一方で、9月のサービス部門はマイナス0.3%、今年初め9カ月間ではマイナス3.7%を記録している。
中銀では今年の国内総生産(GDP)伸び率を0.70%増加、2018年のGDP伸び率は、公共投資拡大で2.2%増加をそれぞれ予想している。(2017年11月21日付けエスタード紙)