ジェツリオ・ヴァルガス財団並びにドイツ連邦共和国Ifo経済研究所の共同調査によると、今年10月のラテンアメリカの「IFO業況指数」は、7月よりも26.6ポイント上昇して99.1ポイントを記録、過去4年間では最高の景況感を記録している。
今年10月のラテンアメリカ諸国の「IFO業況指数」99.1ポイントは、過去10年間平均よりも10ポイント高く、好調な景況感を示す100ポイントに接近してきている。
今年10月のブラジルの「IFO業況指数」は、製造業部門が牽引している国内経済が堅調に推移、また記録更新予想の穀物生産並びに国際コモディティ価格の上昇などの要因で、7月の59ポイントから32.7ポイント上昇の91.7ポイントを記録している。
またラテンアメリカ諸国の調査対象11カ国のうち7カ国の「IFO業況指数」が好転しており、7月のペルーの「IFO業況指数」は55ポイント、チリ52ポイント、アルゼンチン44ポイントであったが、10月にはそれぞれ大幅に好転している。(2017年11月14日付けヴァロール紙)