2017年9月の経常収支は、レアル高の為替による旅行収支の影響でサービス収支が大幅赤字を計上したにも関わらず、貿易収支黒字が記録更新した影響で4億3,400万ドルの黒字を計上、9月としては過去10年間で最高の黒字を計上している。
中銀企画戦略部のレナト・バルジーニ部長代理は、年初の今年の経常収支は280億ドルの赤字を予想されていたにも関わらず、レアル高の為替や経済リセッションからの乖離などの要因で、今年の経常収支を160億ドルの赤字に修正している。
今年8月の過去12カ月間の経常収支は、GDP比0.33%に相当する126億4,600万ドルの赤字を計上して2008年3月以降では最低の赤字幅まで縮小、また中銀では、今年10月の経常収支を10億ドルの赤字を予想して昨年同月の33億4,100万ドルから大幅縮小すると予想している。
9月の海外投資家による対内直接投資残高は63億3,900万ドルの黒字を計上、また今年初め9カ月間の対内直接投資残高は、前年同期比11.2%増加の517億5,800万ドルの黒字を計上している。
今年9月の過去12カ月間の対内直接投資残高は、GDP比4.18%に相当する833億3,900万ドル、10月の対内直接投資残高は、70億ドルで前年同月の84億ドルを下回ると中銀では予想している。
今年9月の過去12カ月間の対内直接投資残高833億3,900万ドルは、今年9月の過去12カ月間の経常収支赤字707億5,100万ドルを120億ドル以上上回って赤字をカバーしている。
今年9月の過去12カ月間の対内直接投資残高833億3,900万ドルの内訳として、商業クレジット向けが456億800万ドル、ブラジル人並びにブラジル国内の外国人による対外直接投資は90億6,800万ドル、ブラジル国内の金融投資は84億1,700万ドルとなっている。
10月の24日までの海外投資家による株購入残高は9億9,200万ドル、株売り残高は2億7,200万ドル、国債などの確定金利付き金融投資の購入残高は12億ドル、売り残高は8億8,400万ドルを記録している。
経常収支のうち貿易収支では、今年9月の輸出総額は186億2,200万ドル、今年初め9カ月間の輸出総額は1642億2,800万ドル、輸入総額は13億7,040万ドル、今年初め9カ月間の輸入総額は1,130億400万ドル、9月の貿易収支は49億1,800万ドル、今年初め9カ月間の貿易収支は512億2,400万ドルを計上している。
経常収支のうちサービス収支には旅行、輸送、設備機械のレンタルが含まれており、そのうち今年9月のサービス収支全体では28億7,900万ドルの赤字、今年初め9カ月間では243億3,500万ドルの赤字を記録している。
前記同様にサービス収支のうち海外旅行では13億900万ドルの赤字、97億8,500万ドルの赤字、輸送は5億1,500万ドルの赤字、35億1,100万ドルの赤字、設備機械のレンタルは12億1,200万ドルの赤字、123億4,400万ドルの赤字を計上している。
また9月の外資系企業による本社への利益・配当金は12億5,700万ドル、今年初め9カ月間では142億4,700万ドル、9月の対外公的債務残高に対する利払いは7億6,200万ドル、今年初め9カ月間では172億5,600万ドルを記録している。(2017年10月27日付けヴァロール紙)