ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)による企業経営者対象の景況感調査によると、企業経営者の景況感を示す今年10月の業況判断指数(ICI)は、前月比1.9ポイント上昇の94.7ポイントに達して、ブラジル国内の経済リセッション初めの2014年4月に記録した97ポイント以降では最高を記録している。
ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)のTabi Thulerコーディネーターは、10月の19セクター対象の調査のうち10セクターで、企業経営者の景況感が改善していると説明している。
今年5月17日にテメル大統領がペトロブラス汚職捜査で勾留中の前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社の幹部2人が最高裁判所に提出したとの「O Globo」紙の報道で、テメル政権存続などブラジル政界混沌及び国内外投資家の信用下落で、ブラジルの企業経営者の景況感が一気に悪化していた経緯があった。
10月の企業経営者の景況感指数は、テーメル大統領弾劾問題発生以前の今年3月並びに4月よりも改善しており、企業経営者の現状景況感指数(ISA)は、前月比4.4ポイント上昇して2012年8月に記録した6.5ポイント上昇に次ぐ記録となっている。
また10月の企業経営者の景況感見込指数(IE)も前月比で0.4ポイント上昇、製造業部門の平均設備稼働率(Nuci)は、0.7ポイント上昇の74.6ポイントに達している。
全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の「暮らし向き」や「収入の増え方」、「雇用環境」、「耐久消費財の買い時判断」などの一般家庭の消費動向調査によると、10月の消費態度指数(ICF)は、金利の低下並びにコントロールされているインフレ指数、失業率の改善などの要因で前月比1.4ポイント上昇の77.9ポイント、前年同月比では5.4ポイント上昇している。
また10月の一般消費者の消費見込指数は前月比2.2ポイント増加、前年同月比2.8ポイント増加、また10月の現状雇用指数は前月比0.9ポイント、実質収入指数は1.5ポイント、分割払い購入指数は1.3ポイント、現状消費レベル指数は0.7ポイント、消費見込み指数は5.4ポイント、非耐久消費財購入指数は2.3ポイントそれぞれ改善した一方で、昇進見込指数は0.9ポイント減少している。
今年10月の消費見込指数の前年同月比の比較では、現状雇用指数は1.7ポイント、実質収入指数は1.6ポイント、分割払い購入指数は7.4ポイント、現状消費レベル指数は14.8ポイント、消費見込み指数は16.7ポイント、非耐久消費財購入指数はポイントそれぞれ改善した一方で、昇進見込指数は5.7ポイント減少している。(2017年10月25日付けヴァロール紙)