2017年8月の製造業部門生産は前月比マイナス0.8%、サービス部門の生産もマイナス1.0%、小売販売もマイナス0.5%とそれぞれ前月比ではマイナスを記録したにも関わらず、今後のブラジルの経済回復傾向は継続すると予想されている。
勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出しは今年3月10日から開始され、7月31日迄継続したことも景気回復の要因となっている。
また2016年10月の政策誘導金利(Selic)14.25% が現在は8.25%まで大幅に減少、年末のインフレ指数が連邦政府の目標下限値を下回る可能性、失業率回復、クレジット緩和などの要因で、今後の景気回復の追い風となっている。
今年6月~8月の労働手帳に記載される正規雇用は、0.5%増加して2014年5月以来初めて増加に転じて、小売販売の増加に続いて製造業部門の生産増加に結び付くとコンサルタント会社テンデンシアス社エコノミストのアレサンドラ・リベイロ氏は説明している。
今年第1四半期のGDP伸び率は1.0%増加、第2四半期のGDP伸び率は0.2%増加予想で8四半期のマイナスGDP伸び率から反転すると予想されているが、コントロールされているインフレ指数並びに金利の更なる引下、失業率の改善、クレジット拡大で、緩やかな消費拡大傾向を示している。
また年末にかけて米国の習慣を採用した毎年11月第4木曜日に催される感謝祭(Thanksgiving Day)翌日のブラックフライデー商戦及びクリスマス商戦、一般消費者の景況感上昇や13か月目サラリー支給も消費を後押しすると予想されている。(2017年10月18日付けエスタード紙)