ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、製造業部門の雇用は、国内経済リセッションの影響で2015年5月から今年3月まで約2年間連続で減少していた。
今年1月の製造業部門の雇用は大幅に減少していたにも関わらず、6月~8月の3か月間の雇用は、一転して36万5,000人増加しているものの、昨年8月比では依然として大幅に減少している。
今年初め8か月間のブラジル国内の雇用は92万4,000人増加しているが、全体の40%が製造業部門の雇用創出であり、特に自動車セクター並びに繊維セクター、履物セクター、衣類セクター、電気電子セクター、化学・医薬品セクターが雇用を牽引している。
インフレ減少による可処分所得増加に伴って、初めにサービス部門の雇用が増加、続いて商業部門の雇用増加の後に、製造業部門の雇用が増加してきているとOpus Investimentosチーフエコノミストのマルシオ・カマルゴ氏は指摘している。
今年初めのブラジルの失業率は13.7%まで達していたものの、8月末には12.6%まで減少してブラジル国内の失業者総数は1,330万人まで減少、今年末の失業率は、11.5%まで減少するとマルシオ・カマルゴ氏は楽観視している。
ブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)のエイトール・クレイン会長は、今年5月の履物業界の雇用は3,500人減少、しかし6月~8月の3か月間の雇用増加で、業界の雇用総数は30万人近くに回復しており、年末には30万5,000人~31万人に達すると予想している。
ブラジル国内の繊維業界は150万人の雇用収容能力があるにも関わらず、昨年初め8か月間の雇用は4,981人減少していたが、今年初め8か月間の雇用は、一転して2万4,255人増加している。(2017年10月8日付けエスタード紙)