2017年8月の対内公的債務残高は、GDP比73.7%に相当する4兆7,690億レアルに達して統計を取り始めた2006年以降では最高の債務残高を記録、2013年12月の51.5%から大幅に上昇している。
2015年から始まった経済リセッションから対内公的債務残高は悪化傾向を続けており、今年8月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府並びに地方政府(州・市)を合わせた連邦政府の財政プライマリー収支は、95億3,000万レアルの赤字を記録している。
8月の連邦政府の財政プライマリー収支の95億3,000万レアルの赤字は、7月の161億4,000万レアルの赤字を大幅に下回っており、また前年同月の222億7,000万レアルの赤字よりも大幅に改善している。
今年初め8か月間の連邦政府の財政プライマリー収支は、608億5,000万レアルの赤字を計上、特に社会保障院(INSS)の赤字が唐突しており、今年8月の社会保障院の赤字は168億9,000万レアル、今年初め8か月間の赤字は1,132億7,000万レアルの赤字に達している。
昨日中銀では今年末の連邦政府の財政プライマリー収支赤字はGDP比76.2% を予想しているが、社会経済開発銀行(BNDES)による国庫庁への500億レアルの返済がされない場合の今年末の連邦政府の財政プライマリー収支赤字は、GDP比77.5%に達すると予想されている。
4E Consultoria社エコノミストのブルーノ・ラヴィエリ氏は、社会経済開発銀行(BNDES)による国庫庁への500億レアルの返済は時間稼ぎにはなるが、2023年の連邦政府の財政プライマリー収支赤字は、GDP比90%以上に達すると予想している。(2017年9月30日付けエスタード紙)