板ガラス、高機能材料、建築用製品 、建材流通ならびにガラス容器の4つの事業分野をビジネスの中核としているサンゴ バ ン グループ(Saint Gobain)は、過去12カ月間にブラジル企業7社を買収したが、今年初め8か月間では3企業を買収している。
ブラジル並びにアルゼンチン、チリを統括する南米サンゴ バ ン社のThirry Fournier社長は、経済回復傾向にあるにも拘らず、ブラジル企業の買収案件費用は比較的安いので、今年末までにブラジル企業3社との買収交渉を行っていると説明している。
今年初め8か月間のブラジル企業の完全買収案件は、前年同期比14.3%増加の240件、ブラジル企業への資本参加などを含めたM&A案件は、7.0%増加の406件に達するとPwC社のロジェリオ・ゴロ氏は説明している。
過去2年間のブラジル企業のM&A案件は、経済リセッションやラヴァ・ジャット汚職問題で落ち込んでいたが、今年は経済回復傾向やインフレ鎮静、継続する政策誘導金利の引下、労働法改正などの要因で、今後のブラジル企業のM&A案件は増加すると予想されている。
サンゴ バ ン社は、自社傘下の建材販売Telhanorte社のサプライヤーでファイナンスが悪化していたAdespec社並びにTekbond社、Tumelero社の買収で10億レアルを投資している。
ドイツ資本チッセンクルップ社は、グループ傘下のTernium 社をリオ州内のAtlantico製鉄所に56億レアルで譲渡して、電気自動車開発に大型投資を行う。PwC社のロジェリオ・ゴロ氏は、今年末までのブラジル企業のM&A案件は290件に達すると予想している。
今年初め8か月間のブラジル企業の完全買収案件240件のうちブラジル資本による企業買収は55%に相当する132件であったが、年末までには外資系企業によるブラジル企業買収が50%以上を占めると予想されている。
JBS社の親会社J&Fは、ジョエズレイ・バチスタ氏及びウエスレイ・バチスタ氏の共同経営で、世界的に有名で100カ国以上に輸出されているブランドサンダルHavaianasを擁するAlpargatas社を35億レアルの現金払いで、Itausa社並びにモレイラ・サーレス一族の投資会社である Cambuhy/Brasil Warrantに売却している。
ラヴァ・ジャット作戦汚職関連問題で連邦警察の捜査を受けたオデブレヒト・トランスポルテ社は、資金調達のためにガレオン国際空港の自社権益を中国資本HNA社への譲渡でサインした。 オデブレヒト・トランスポルテ社は、ガレオン国際空港の自社権益である31%の株式をシンボリックな価格の6,000万レアルで中国資本HNA社に譲渡した。(2017年10月1日付けエスタード紙)