四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)からの発表を前に、ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の分野別GDP伸び率調査によると、今年第3四半期のGDP伸び率は、前回予想の前四半期比0.1%増加から0.3%増加に上方修正している。
今年第3四半期のGDP伸び率の分野別比較では、農畜産部門のGDP伸び率は、前四半期比マイナス3.8%と大幅な落ち込みを予想、また宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)は、ラヴァ・ジャット関連汚職問題で建設プロジェクトが軒並み中止されている影響で、マイナス0.3%と依然として落ち込みが予想されている。
しかしコントロールされているインフレ指数や継続する銀行金利の低下、個人向けクレジット緩和、一般家庭の負債減少、失業率の緩やかな減少傾向などの要因で、一般家庭の消費は前四半期比0.7%増加が予想されている。
今年第3四半期の鉱工業部門のGDP伸び率は前四半期比0.8%増加、サービス部門も0.4%増加、連邦政府支出は0.6%増加、輸出は5.8%増加、輸入は6.3%増加が予想されている。
今年第2四半期GDP伸び率の分野別比較では、農畜産部門は前四半期比ゼロ%、鉱工業部門マイナス0.5%、サービス部門は0.6%増加、一般家庭の消費は1.4%増加、連邦政府支出はマイナス0.9%、国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス0.7%、輸出は0.5%増加、輸入はマイナス3.5%であった。
ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)では、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は3.0%、2018年は3.9%を予想、また前記同様に政策誘導金利は7.0%、7.5%をそれぞれ予想している。
今年第1四半期の失業率は13.7%に相当する1,420万人達し、統計を取り始めた2012年以降では最高の失業率を記録していたが、第3四半期の失業率は、200万人の雇用創出で12.3%まで減少すると予想している。
また建設業部門の不振で国内総固定資本形成(FBCF)は今年7月まで13か月連続でマイナスを記録していたが、8月には漸くプラスに転じている。鉱工業部門並びに小売部門、サービス部門の生産は、今年5月からそれぞれ増加に転じている。(2017年9月26日付けヴァロール紙)