3年近いブラジルの国内経済リセッションから回復サイクルに突入したにも関わらず、ブラジル国内の雇用水準回復は地域格差が大きく、今年の穀物生産が記録更新予想の中西部地域の雇用レベルは、経済リセッション前のレベルに戻ってきている。
ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、家電や二輪生産でブラジル国内市場を牽引しているマナウスフリーゾーンやカラジャス鉱山を擁する北部地域の雇用は依然として落ち込んでおり、2015年第1四半期~2017年第2四半期間のブラジル全国の雇用総数は240万人と大幅に減少している。
またブラジル製造業部門生産の40%を擁する南東部地域の雇用は、製造業部門並びに建設部門回復の遅れで低調に推移しているが、南部地域は経済リセッション前の雇用レベルに近づいてきている。
中西部地域の2017年第2四半期の雇用総数は、2015年第1四半期比で1万7,100人増加した一方で、南東部地域の雇用は45万2,700人、北東部地域は192万5,000人、北部地域は11万9,700人、南部地域は2万1,200人それぞれ減少している。
中西部地域の2017年第2四半期のセクター別雇用では、農畜産セクターは、マット・グロッソ州を中心に750人増加、鉱工業セクターはマイナス7万7,600人、建設セクターはマイナス6万1,800人減少、小売・サービスセクターは14万9,000人増加している。
前記同様に北東部地域はマイナス96万人、33万3,000人、44万4,000人、18万7,000人、南東部地域の雇用はマイナス8万4,900人、マイナス99万4,500人、マイナス13万3,500人、76万300人増加している。
また前記同様に北部地域の雇用はマイナス1万4,300人、マイナス11万1,800人、マイナス11万2,300人、11万8,700人増加、南部地域の雇用は2万7,900人増加、マイナス13万3,000人、マイナス10万400人、18万4,300人増加を記録している。(2017年9月26日付けエスタード紙)