自動車生産並びに販売増加、好調な小売販売、失業率低下、実質賃金上昇などの要因で、経済リセッション脱出から経済上昇サイクル入りに伴って、2017年8月の国庫庁の歳入は大幅に増加している。
景気回復に伴う法人税やブラジル国内企業の純益増加、連邦政府による新しい滞納税回収計画(Refis)の臨時歳入増加も後押しして、今年8月の国庫庁の歳入は、前年同月比10.78%増加の1,042億600万レアルを記録している。
今年8月の滞納税回収計画(Refis)による臨時歳入は、30億1,700万レアルを記録、今年初め8か月間の滞納税回収計画(Refis)による累計臨時歳入は54億5,500万レアル、新しいRefis加入申請は9月29日まで適用される。
国内経済の回復に伴って、8月の国庫庁の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入総額は、前年同月比24.6%増加の127億1,100万レアルを記録している。
また8月の国庫庁のガソリンやディーゼル燃料に対する社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/COFINS)による歳入は、前年同月比72.71%増加の18億5,100万レアルとなっている。
8月の国庫庁の一般家庭消費に連動する社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/COFINS)/公務員厚生年金(PAES)による歳入は、11.12%増加の235億8,600万レアルを記録している。
前記同様に社会保障院(INSS)の積立金総額は、4.4%増加の326億8,100万レアル、輸入税(II)並びに輸入に係わる工業製品税(IPI-Inportação)は、6.52%増加の41億9,700万レアルとなっている。
今年初め7か月間の国庫庁の歳入総額は、前年同期比マイナス3.1%であったが、今年初め8か月間ではマイナス1.2%まで縮小して、国庫庁の歳入増加傾向となっている。
今年の連邦政府による零細・小企業向け簡易税務申告制度(Simples Nacional)、マナウスフリーゾーン、ブラジルの自動車産業向けのイノベーション・科学技術・裾野産業振興プログラム(INOVAR-AUTO)など11特別減税政策による歳入減少は2,850億レアルに達している。
現在の連邦政府の対内公的債務残高はGDP比73.8%に達しているが、年金・恩給改革や税制改革など一連の構造改革が実施されなければ2020年~2021年にはGDP比100%に達すると予想されている。
今年の連邦政府の財政プライマリー収支は、景気回復に伴う歳入増加に伴って赤字許容値1,590億レアルを下回る1,562億レアルに留まる可能性があると予想されている。(2017年9月21日付けヴァロール紙)