Valor Data社の製造業部門生産調査によると、2017年7月の製造業部門の生産伸び率は、前月比0.8%増加して4カ月連続で増加、2012年以降では最高の連続増加を記録している。
また今年7月の製造業部門の生産伸び率は、前年同月比2.5%増加して2013年以降の月間伸び率では最高記録、Valor Data社の予想では、7月の製造業部門の生産伸び率は前月比0.4%増加、前年同月比1.5%増加を上回っていた。
今年7月の製造業部門の生産伸び率は、耐久消費財の2.7%増加が牽引、特にポータブル家電やオートバイ、家具などの生産が大幅に増加して4カ月連続で増加している。
耐久消費財の生産増加は、一般消費者の実質賃金の上昇、低率で推移するインフレ指数、金利の低下、2015年末までに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出しが今年3月10日から開始、7月31日で終了した凍結預金が消費に回ったことも耐久消費財の生産を押し上げた。
またブラジル地理統計院(IBGE)の製造業部門調査では、7月の調査対象の805品目のうち54%の品目で生産増加、7月の製造業部門の生産伸び率の前月比0.8%増加は、第3四半期の生産伸び率の1.2%増加につながると予想されている。
7月の資本財生産伸び率は前月比1.9%と大幅に増加、中間財は0.9%増加、消費財は0.6%増加、耐久消費財は2.7%増加、非耐久消費財は2.0%増加している。
イタウー銀行調査部では、8月の製造業部門生産は企業経営者の景況感の改善、設備投資稼働率の増加、製造業部門の電力エネルギー消費増加、継続する貿易収支黒字などの要因でなだらかな増加曲線になると予想している。
7月の資本財セクターの生産は前月比1.9%、前年同期比8.7%それぞれ増加した要因として、好調な穀物生産による農業機械の販売や輸出拡大によるトラック販売が牽引していたと多くのエコノミストは指摘して、今後の製造業部門の生産増加には慎重な予想をしている。(2017年9月6日付けヴァロール紙)