ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス部門GDP伸び率調査(PMS)によると、国内総生産(GDP)で最も大きな比重を占める今年6月のサービス部門生産(GDP)伸び率は、前月比1.3%増加を記録して3カ月連続で増加している。
6月のサービス部門生産(GDP)伸び率が前月比1.3%増加した要因として、雇用者の実質賃金上昇、クレジット部門の緩やかな改善、就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、6月の労働手帳に記載される正規雇用者の増加が結びついているとテンデンシアス・コンスルトリア社は指摘している。
6月のサービス部門生産(GDP)伸び率が3カ月連続で増加した要因には、製造業部門回復による輸送サービス部門の増加、しかしサービス部門は、製造業部門並びに小売部門の落込み開始から数か月後に開始する一方で、回復も数か月後から開始するとRC Consultores社のエヴェルトン・カルネイロ氏は指摘している。
今年第2四半期のサービス部門GDP伸び率は、前四半期比0.3%増加して9四半期連続の落込みから一転して増加に転じたものの前年同四半期比では依然として3.6%と大幅に落ち込んでいる。
全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)では、今年のサービス部門のGDP伸び率は、6月のサービス部門が0.3%のデフレを記録したために、前回予想のマイナス3.8%からマイナス3.6%をわずかに上方修正している。
2018年の予算基本法(LDO)修正法案では、ブラジルの経済成長率の下方修正やインフレ低下などの要因で、2018年の最低サラリーは、979レアルから969レアルの下方修正が見込まれている。
前回の予算基本法(LDO)での2018年の最低サラリー979レアルは、前年比8.5%増加に相当していた一方で、今回の969レアルの下方修正は僅か5.7%増加に相当する。
最低サラリーの計算方法は、過去2年間のGDP伸び率と前年のインフレ指数の全国消費者物価指数(INPC)をもとに計算、今年のGDP伸び率は0.5%、インフレ率の下方修正で969レアルと10レアル下方修正される。(2017年8月17日付けエスタード紙)