ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年3月~5月の四半期の月間平均失業率は13.3%と3カ月連続で低下、3月の失業率は13.7%、4月は13.6%であった。
しかし労働手帳に記載される正規雇用は減少している一方で、労働手帳に記載されない不正規雇用は、増加傾向を示しているとブラジル地理統計院雇用・収入部門のシマール・アゼベード コーディネーターは指摘している。
今年5月の失業者総数は、1,377万1,000人と3月の1,410万人から減少しているものの前年同月比では20.4%と依然として大幅増加している。今年3月~5月の四半期の月間平均失業率13.3%は、四半期の月間平均失業率に切り替わった2012年以降では、同四半期の最高の失業率を記録している。
今年3月~5月の四半期の正規雇用並びに不正規雇用の平均労働者総数は、前四半期比0.4%増加の8,968万7,000人、過去1年間の失業者は116万1,000人増加している。
今年3月~5月の四半期の平均収入は前年同期比2.3%増加の2,109レアル、正規雇用総数は、3.4%減少の3,325万8,000人で118万5,000人減少した一方で、不正規雇用は、4.1%増加の1,047万1,000人に達している。
過去2年間の正規雇用は270万人減少しており、経済リセッションからの回復の遅れや政治危機などの要因で、短期間での雇用回復の可能性は殆どないとシマール・アゼベード コーディネーターは指摘している。(2017年7月1日付けエスタード紙)