ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の分野別GDP伸び率調査によると、農産物生産が記録を更新しているにも関わらず、政治危機悪化の影響を受けて、一般消費者や企業経営者の景況感悪化や内需減衰に繋がっている。
今年の農畜産部門の国内総生産(GDP)伸び率は、穀物生産が記録更新予想で9.4%と二桁台に届くほど増加する一方で、テーメル大統領の進退問題の発端となっているJBS社共同経営者のジョエズレイ・バチスタ氏が盗聴した汚職問題テープ発覚の影響で、今年のGDP伸び率予想は更なる下方修正を余儀なくされている。
Ibre/FGV研究所では、今年のGDP伸び率を前回予想の0.4%増加から0.2%増加に下方修正、また2018年のGDP伸び率も前回予想の2.4%から1.8%に下方修正している。
今年第2四半期の製造業部門のGDP伸び率は、前回予想のマイナス0.1%からマイナス0.4%に下方修正されたが、今年第1四半期の製造業部門のGDP伸び率は0.9%増加を記録していた。
Ibre/FGV研究所による今年の分野別GDP伸び率調査によると、ブラジルのGDP伸び率は0.2%増加、農畜産セクターのGDP伸び率は9.4%増加、鉱工業セクターは0.1%増加、サービス業セクターはマイナス0.4%、一般家庭の消費は0.1%増加、連邦政府支出はマイナス0.3%、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス2.6%、輸出は4.3%増加、輸入は3.2%増加が予想されている。
また前記同様に2018年のブラジルのGDP伸び率は1.8%増加、農畜産セクターのGDP伸び率は4.6%増加、鉱工業セクターは2.4%増加、サービス業セクターは1.2%増加、一般家庭の消費は2.0%増加、連邦政府支出は0.2%増加、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)は2.4%増加、輸出は1.1%増加、輸入は6.2%増加が予想されている。(2017年6月27日付けヴァロール紙)