昨日上院の社会問題担当委員会(CAS)で、労働法改正法案は3人の連立与党議員の造反で反対票10票、賛成票9票の僅差で否決され、テーメル政権にとっては予想外の結果となって大きな打撃を蒙った。
テーメル政権でとって、大きな構造改革として労働法改正法案並びに年金・恩給改革が控えているが、労働法改正法案の国会通過は、年金・恩給改革法案よりも容易と考えられていたにも関わらず、連立与党議員の政治工作に失敗した結果となった。
昨日の社会問題担当委員会(CAS)では、与党リーダーのロメロ・ジュカー上院議員(民主社会党・PMDB=ロライマ州選出)並びに法案レポーターのリカルド・フェラッソ上院議員(民主社会党・PSDB=エスピリット・サント州選出)が法案通過の必要性を強調したにも関わらず、予期しない造反議員の反対票で否決された。
連立与党議員で反対票を投じたのは、エリオ・ジョゼ上院議員(PMDB=ブラジリア選出)並びにエドアルド・アモリン上院議員(民主社会党・PSDB)、遅刻で出席できなかったセルジオ・ペテサン上院議員(社会民主党・PSD=アクレ州選出)代理のオット・アレンカール上院議員(社会民主党・PSD=バイア州選出)の3人となっている。
労働法改正案の社会問題担当委員会(CAS)での承認を楽観視していたモレイラ・フランコ大統領府秘書室長官は、特に労働法改正法案を支持している連立与党の民主社会党の議員が反対票を投じたことに残念な結果と落胆しているが、魔女狩りが始まる可能性も否定できない。
6月6日の上院議会の経済問題担当委員会(CAE)では、労働法改正法案が賛成14票、反対11票と拮抗していたものの承認され、今回の社会問題担当委員会(CAS)でも労働法改正法案は、最低でも賛成票11票、反対票8票で承認されるとプラナルト宮では票読みをしていた。
しかし労働法改正法案は、昨日の社会問題担当委員会(CAS)では僅差で否決されたが、来週28日に憲法・法務委員会(CCJ)で再度労働法改正法案は審議が予定されている。
その後の上院議会本会議では賛成票41票で労働法改正法案は可決されるが、プラナルト宮では、すでに可決に必要な41票を5票上回る46票の賛成票の票読みをしている。(2017年6月21日付けエスタード紙)