ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)による企業経営者対象の景況感調査によると、企業経営者の景況感を示す4月の業況判断指数(ICI)は,1.1ポイント上昇して92.3ポイントと過去3年間で最高の水準に達している。
今年1月以降の製造業部門の設備稼働率(Nuci)は,7.47ポイント前後を維持しているものの、過去5年間の平均設備稼働率(Nuci)である78.6ポイントを下回っている。
しかし5月の製造業部門の資本財セクターの平均設備稼働率(Nuci)は、4月の69.5ポイントから67.0%ポイントに減少、過去5年間の平均設備稼働率(Nuci)75.3ポイントを8.0ポイント以上も下回っている。
また前記同様に5月の耐久消費財セクター平均設備稼働率は、69.6ポイントから68.1ポイント減少、過去5年間の平均設備稼働率(Nuci)77.6ポイントから10ポイント近く減少している。
前記同様に5月の非耐久消費財セクターの平均設備稼働率は、78.5ポイントから79.6ポイントと約1.0ポイント上昇、過去5年間の平均設備稼働率(Nuci)の79.6ポイントと同率となっている。
また中間財セクターの平均設備稼働率は74ポイントから73.7ポイントと若干減少、過去5年間の平均設備稼働率(Nuci)78.3ポイントを4.0%ポイント以上下回っている。
4月の製造業部門の在庫指数は、104.8ポイントと若干上昇したものの2015年8月の133.7ポイントの過剰在庫から適正在庫である100ポイントに近づいている。また5月の生産需要指数は、4.7ポイント上昇して87.4ポイントを記録している。
5月の企業経営者の現状景況感指数(ISA)は、前月の88.3ポイントから89.0ポイントと若干上昇、景況感見込指数(IE)も94.4ポイントから95.7ポイントに上昇している。
5月の企業経営者対象の景況感調査では、5月17日に判明したテメル大統領が前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社の幹部2人が最高裁判所に提出したとの「O Globo」紙の報道で、政界は混乱に陥っているものの調査への影響は限定的であったとIbre/FGV研究所エコノミストのTabi Thuler氏は説明している。(2017年5月30日付けヴァロール紙)