全国工業連合(CNI)の加盟企業対象の製造業部門生産活動調査によると、4月の製造業部門の生産指数は、キリスト復活祭並びにチラデンテス記念日祭日、ゼネストの影響も要因となって、41.6ポイントと3月の54.8ポイントを大幅に下回った。
しかし4月の製造業部門の生産指数41.6ポイントは、経済リセッションに見舞われていた2016年4月の生産指数42.4ポイントをも下回っており、経済リセッションから抜け出していない可能性が高い。
全国工業連合(CNI)の製造業部門の生産活動調査では、4月の実質設備稼働率は、3月の41.2ポイントから36.6ポイントと5ポイント近く減少、また昨年4月の34.7ポイントに接近している。4月の名目設備稼働率は3月の65%から63%に減少して、設備稼働率低下は在庫増加を示す指標にもなっている。
また4月の製造業部門の雇用指数は、47ポイントと3月の47.5ポイントから若干低下、昨年3月の43.3ポイントから4.0ポイント近く上昇しているにも関わらず、依然として企業経営者の景況感改善のターニングポイントを示す50ポイントを割っている。
5月の企業経営者の新規雇用指数は48.7ポイントと4月の49.1ポイントから若干低下、依然として50ポイントを割って経済リセッションからの回復サイクル入りに疑問符がついている。
5月の製造業部門の企業経営者に対する今後6か月後の生産需要指数は、3月よりも1.4ポイント減少の54.8ポイント、輸出は0.8ポイント減少の53.2%、原材料購入は1.1ポイント減少の52.6ポイントと、悲観視よりも楽観視の境界線となる50ポイントをそれぞれ上回っている。
また5月の製造業部門の企業経営者に対する今後6か月後の投資意欲調査では、4月よりも0.4ポイント減少の46.6ポイント、前年同月比では7.2ポイント上昇しているものの依然として50ポイントを割っているために、過去2年間以上継続した経済リセッションの影響を未だに引きづっている。(2017年5月25日付けヴァロール紙)